【「プラス思考」と「都合の良い解釈」では意味が全く違う】
私がいろんな人の解釈を聞いて、すごく違和感を感じることがあります。
それは、「都合の良い解釈」を「プラス思考」と思っている方がいることです。
まずこの「プラス思考」と「都合の良い解釈」の違いをみなさんはどのように理解していますか?
「プラス思考」とは
原則に従い、自分の目的・ビジョン・目標達成や、理念・価値観に沿って生きる行動に導く思考の転換をいいます。
それとは別に「都合の良い解釈」とは、
自己中心的な価値観や、気分・感情をベースに、楽なように、苦痛を避けて生きるように、安全圏を出ないように、自分のペースを崩さないように、解釈していくことです。
この二つの定義を見て、みなさんはどちらの解釈を行っていることが多いですか?
「都合の良い解釈」は、一瞬「プラス思考」に見えますが、まったくもって成長しないように自分を導いている選択だということです。
例えば、
全国優勝を目指しているサッカーチームが、グラウンドで練習をしている時に大雨が降り、『今日は練習を休めということか』というのは「都合の良い解釈」では…。
もし「プラス思考」なら、この状況でどのように解釈するのでしょうか?みなさんも考えてみてください。
例えば、『普段できていない屋内での筋力トレーニングを行うことができる』、『戦略会議を行う時間が作れた』などと解釈をすることもできます。
みなさんのプライベートとビジネスで、安全圏から出ないように、自分のペースを崩さないように、つい楽な方へと解釈していることはないでしょうか。
特に、自己中心的で感情的な時には全体を見ることができず、原則違反をして、自分にとって「都合の良い解釈」を選択してしまうことで、大切なものや、本当に欲しい結果を遠ざけてしまう可能性があるのではないでしょうか?
再度、先ほどの定義を見てみてください。もしかしたら、自分では「プラス思考」と思っていたことが、実はそうではないのかも…^ ^
面白いもので、「都合の良い解釈」をする方は、この文章さえも「都合の良い解釈」をしながら読んでいるのかもしれませんね^ ^