人生のターニングポイントになった話
私にとって、あの気づきがなければ、
今の人生はない、と言い切れます。
あるセミナーの中で聞いた例え話です。
それは、トンネルの中で罠にはまり、
前も後ろも扉が閉まり
閉じ込められる場面。
逃げなくては串刺しになるような針に囲まれ、
絶体絶命の状況の中、ただ一つ
人ひとりが入ることができる程の
スペースがあります。
それは、汚水であふれた下水道の入り口です。
汚物にまみれてしまいますが、
なんとか助かることができます。
皆さんがもし、
この立場であれば、
どちらの選択をしますか?
汚水、汚物まみれの中で助かるか、
串刺しを選ぶのか……二者択一です。
どちらが正しいもありません。
どんな選択にも
メリットとデメリットの
両方があります。
この例え話から学んだことの一つは、
「人生はすべてどんな最悪な状況でも
必ず自分が選択している」
ということです。
そして、物事のどこに
フォーカスをするのかによって
捉え方が変わります。
もし、飛び込むという
同じ選択をしても、
下水道があったことで助かった事に
感謝する人、
汚物まみれになり、
大変な目にあった事に文句を言う人、
ただ、感情的になって暴れる人、
死ぬほうがマシだと選んだ人、
など、色んな選択があります。
もし、自分でその道を選択しておきながら、
「仕方なく選択した」
「最悪だったから、仕方がない」
と言っているとしたら、
本当にそうなのでしょうか?
どれだけ最悪でも、
最悪と少しの最悪を天秤をかけて
選択しているのではないでしょうか。
それにも関わらず、
自分で選んでないと思い込んでいる……
自分で人生をつくり出しているのではなく、
誰かにコントロールされていると
勘違いをしている。
まさしく自由感がないとか、
未来がないだとか、不幸を感じるのは、
この被害者の価値観から来るのです。
被害者を選択することは、
未来を自分でコントロールできないと
認めるということです。
そして、不幸な感情になります。
さて皆さんは、自分が選択したのに
「仕方がない」とか「しょうがない」
などと言っている事は、ありませんか?
常に自分で選んでいる自覚を持ち、
主体性を発揮しているでしょうか。
被害者を選択してはいないでしょうか?
自分で選択している実感を持っている人が、
人生をコントロールして幸せを感じ、
新しい未来を作れる人になるのです